YAMAHAのEZ-EG(≒ EZ-AG)は弦の位置に光るスイッチをズラリと配したタイプのギター型キーボード(AWM音源)です。MIDIギターとも呼ばれます。
単体で弾くだけなら「ゾウさんギターで十分じゃない?」となるしろものですが、ギター型MIDIコントローラーになるというのがただのオモチャとは一線を画す素晴らしさで、DAWの音符入力に使えます。
基本はこのEZ-EG本体のMIDI-OUTから市販のMIDI-USB変換アダプタを仲介にしてPCに繋いで演奏するだけなのですが、他に知っていると数倍便利になる事柄があります。
発売が古いせいもあってか実用的な情報がググってもさっぱり出てこないので、EZ-EGをDAWで使うためのリンクとコツをまとめておきます。
MIDI関連の便利ツールを入手
USB-MIDIインターフェース (MIDI -> USB変換ケーブル)
これだけ物理的な品物です。(他のは無料でダウンロードすれば済みます。)
EZ-EG(EG-AG)の性能を発揮するにはもう買っちゃいましょうというアイテムです。
これでPCにつなげば他の音源を経由して内蔵音色では出せない色とりどりの音色を使え、DTMのMIDIシンセコントローラーとして縦横無尽の活躍をすることが可能になります。
『MIDI USB ケーブル』と検索すれば見つかりますので買ってしまいましょう。
私はド定番の YAMAHA UX-16 を使っていますが、近年は500円程度で買えてしまう変換ケーブルも出ています。
※ 注意事項:超廉価品はMIDI信号の一部(NRPN・エクスクルーシブメッセージ他)が欠落するとの報告もあるので要注意。ざっと調べたところEZ-EGでMIDIノートを送信するだけなら問題なさそうですが、海外の激安品を購入するときは自己責任で。
※ 注意事項の追記:400円くらいの中華USB to MIDIケーブルを買ってみました!ダメでした!音が不思議な感じで飛んだり詰まったりでまったく使い物になりませぬ。(苦笑)
無事にケーブルのドライバのインストールがすむと「Yamaha UX16」のような製品名や「USB midi」等のそれと分かるような名前でMIDIポートが作成されますので、DAW等のデバイス設定画面でポート名を選択して使います。
※ オーディオインターフェースも機種によってはMIDIの入出力が付いていますので、お持ちの方はMIDI端子があるか確認してみると幸せになれるかもしれません。
これとPCを組み合わせれば昔なら何百万もしたようなシンセ音源を鳴らせるのですからなんとも贅沢なものです。
仮想MIDIケーブル
MIDI-USB変換ケーブルでPCへ送られた信号をうまくWindowsのソフトで扱えるようにする仮想MIDIケーブルがあったほうが便利です。
なんでこんなものが要るの?とかOS側の事情を考えてもしょうがないのでとにかくインストールしちゃいます。
インストールは画面をポチポチするだけの簡単な作業です。一応下図のような手順です。
ここで用意した仮想MIDIポートを、ほかのソフトから呼び出してジャックやプラグを脳内で配線するイメージで使います。(次章の EZ-Filter にも使用例があります。)
EZ-Filter (EZ-EG向けMIDI整形ツール)
EZ-EGはフレットを押さえるだけで弦をはじかなくても「フレットを押さえましたヨ!」というちっちゃな音が鳴ります。(←本物のギターで指で弦を押さえると、弦とフレットがぶつかる音が鳴るので、その替わりです)
もちろんMIDI信号も送信されます。Velocity 16 のノートです。
ギターのリアル感を増すためには必要な雑味なのですが、打ち込みやレコーディングの時にはこのゴミ音符がありがた迷惑になることがあります。
EZ-Filter というソフトは弦(光るフレット部分)を押さえた時に出るヴェロシティ16のちっちゃいお飾りノートを除去したりできます。古いソフトですがWindows10でも安定して動いてくれています。
MIDIコントローラーとして使うときに非常に重宝します。EZ-EGを生まれ変わらせる神ツールです。ありがたや。
DAWに噛ませる前にこのソフトを挟んでから、LoopMIDI や MIDIYork などの仮想MIDIケーブルを経由させます。( 蛇足ですが古い音楽サイトで紹介されている MIDIYork より LoopMIDI の方が断然使い勝手が良いです。)
📓 マウスで編集しながら打ち込みする時は片手弾き用の設定 ↓ がおススメ。副作用で小さい音が出せなくなりますが、押すだけで大きい音で鳴るのではかどります。
📓 音源の都合などで単一チャンネルで出力する必要がある場合の設定。
無くてもなんとかなるけれど、あると世界が広がる一品。
REAPERなら単体でこの処理ができそうですが設定めんどうくさいし、他のDAWで困りますしね。初めてこれを見つけたときはオオって感じでした(笑)
補足:2019年4月。ジオシティーズという無料サイトのサービスの終了に巻き込まれ、EZ-Filter の配布サイトも閉鎖されてしまいましたので、こちらにダウンロード用のEZ-Filterの💾を置いておきますね。(再配布は許可されておりましたので問題はないと思います。)
追記:「EZ-Filter.zip」は全くもって安全なのですが、Google Chromeの仕様が変わったらしく危険なファイルとの警告が出るようになってしまいました(苦笑) 気にせず「継続」して続行して大丈夫です。
とはいえ、気になるので改善策を探したところ、別のサーバーに置けば警告は出ないらしいのでちょっと後で移動するかも。
ヴェロシティーとピッチベンドの分解能を調べました
Velocityと Pitch Bend の分解能はMIDIインプリメンテーションチャートにも書いてないメーカーが多いので要注意の項目ですね。御多分に漏れずこの機種も記載が無いので実際に見てみました。
パラパラっと弾いてMIDIデータを見ると、Velocity16固定のスイッチ押し音と、Velocity20半ばから127の間で1段階ずつちゃんと出ていました。階段状にしか変化しないキーボードも世の中には存在するのでまともなほうと言えるでしょう。
実際の使用上問題はないので残念というほどではありませんが、Velocity40付近より小さい数値の方面にはやや難点があります。
フェザータッチでやんわりと撫でてもVlecity25以下を出すのは難しく、普通に弾くとVelocity40~127に数値が収まるという感じです。
(ゴムパーツも使用されているので経年劣化が関係するのかもしれませんが、新品が手に入らない今となっては確認できず。)
ピッチベンドは8bitの256段階送信でした。ごく普通という感じです。
内蔵音源について
MIDI 16チャンネル・マルチティンバーが可能なAWM音源(YAMAHAのPCM音源)。たぶん32同時発音。
楽器構成はXG(GM+ドラムのノート35以下にいくつか楽器が増えてるタイプ)
音質は時代と当時の販売価格(約2.5万円)を考えるとずいぶん頑張っていて意外と良いです。
MIDIのコントロールチェンジは、CC1 モジュレーション、CC7 ヴォリウム、CC64 ダンパーペダル(サスティンペダル)、CC71 ハーモニック(レゾナンス)、CC72リリース、CC74 ブライトネスが有効でした。
バンク切り替えは0と127だけのようです。
S/N比を見てみました。
上図は(オーディオインターフェイスで音量をいじらなかった場合です。調整すれば少しだけよくなります。
S/N比はー50~ー60db程度という感じ。(送りや受けの音量設定で変化)
EZ-EGのボリウムを最大にして出力し、オーディオインターフェイス(ZOOM G2.1u)側で音量を下げてPCで歪まないようにすると、ー60dbまでS/Nを稼げました。
ザックリと入出力音量とノイズのバランスを考えずに繋げるとー50~ー54dbという感じです。
パラアウトできるわけじゃないのでDTMの音源として積極的に使ったりはしないと思いますが、自作曲のMIDIデータをEZ-EGへ転送しておいて一発芸に活用できそう。
MidiKeyUtility (MIDI信号→PCキー変換ツール)
EZ-EG専用ソフトというわけではないのですが、MIDIコントローラならいろいろ使えちゃうMIDI信号→PCキー変換ツールが MidiKeyUtility です。
音楽用ソフトに限らず、グラフィックソフトやネトゲやらOfficeやら、ショートカットで制御できるものなら何十個でも登録して、手持ちのMIDIコントローラやシンセサイザーを超多鍵盤ショートカットコントローラ(?)として使えます。
設定は、EZ-EGの場合は使わない5-6弦のボディー側に、シンセから手を放したくない作業をメインにショートカットキーを割り当てます。(再生とレコーディングの切り替え、スタートストップ、巻き戻しなど)
※ Windows10でREAPERにアクティブウインドウをワンタッチで移動できなくなりました。ウインドウの管理IDの問題なのかな。少しだけ不便。
EZ-EGのマニュアルを入手
古い製品だけにマニュアルを失くしてしまった人も多いでしょうから、YAMAHA公式ページから説明書をダウンロードしましょう。
🔗 EZ-EG の説明書。YAMAHA公式サイトのダウンロードページはこちらです。
🔗 EZ-AGの説明書。YAMAHA公式サイトのダウンロードページはこちらで す。
何年かおきにサイトが変わるようなのでリンク先が異なっていたらすみません。
ちなみにこれも2019年06月に書き換えたものです。一年ぶりに見たら変わっていたので慌てて修正しました。実用的なもののサイトはあんまり変更しないでほしいですね。😅
YAMAHA公式サイトの更新で新たに「EZ-EG 取扱説明書(テキスト版)」が追加されていたのですが、これがなかなか興味深いです。読んでみると新たな扉が開けちゃいそうな気がします。
※ EZ-EG と EZ-AG のマニュアルの内容は若干異なるので、機種に合わせてダウンロードしましょう。
「 YAMAHA EZ-AG service manual 」と入力して英語圏で検索すると、超々詳しいマニュアルを見ることができます。分解メンテナンスとかしたい方はどうぞ。
もしかすると、無断コピーの内部のPDF資料かもしれないので、直接リンクを貼ったらまずい気がするので、各自で検索してください(;^ω^)
音色を変えた際のMIDI信号に関するメモ:
選んだ瞬間にそれぞれ Program Change Number 25・・・・30が送信される
選んだ瞬間にそれぞれ Program Change Number 32, 33, 34, 35, 36, 38, 38, 39 が送信される
SOUND 18 の6弦開放はノート40
Program Change Number 105
SOUND 19~20の6弦開放はノート 52
選んだ瞬間にそれぞれ Program Change Number 106, 0 が送信される
# 送出する ノートナンバーまで変わることがあるのでプログラムナンバーでの制御には期待できないけれども、部分的に何かに使えるかも。
# 残念ながら右下のボリウムは完全なアナログ動作らしく、なにも変化なし。
# 結局、使えそうなのはトレモロアームと通常のキーと、スタートストップ信号くらいでしょうか。
EZ-EGとEG-AG の違い
私はEZ-AGを所持しておりませんのでカタログスペックでの比較となりますが、アコースティック風味とエレキ風味で見た目が異なるのはもとより、EZ-EGのほうが地味に機能が多いように見えます。
- EZ-EGはミュートが弦一本ずつの判定(左手でネック裏の導電板に触れ、弦を右手に触れて導通することでノートOFFを送信してミュートになる)。EZ-AGはブリッジでミュート。
- EZ-EGは1~12フレットある全てが光る。EZ-AGも12フレットまであるが1~6フレット限定で光る。
- EZ-EGにはトレモロアーム(≒ ピッチホイール相当)がある。
- EZ-EGはアナログの回転式ヴォリウム。EG-AGはデジタル式の+-ヴォリウム。
- 電源スイッチの位置が違う。
- 内蔵プリセットのデモ演奏が異なる。
個体差かもしれませんが、夏はともかく冬になって手が乾燥すると伝(電?)導率が下がって反応してくれず、ミュートが効きにくいのが悩みです。改善できないかと分解してみましたが調整できそうな半固定抵抗は一切見つかりませんでした。
ソングファイラーを入手
EZ- EGにMIDIファイルを転送して内臓音源で再生できますよ~というだけなので無くてもいいのですが、自作のMIDIを再生できて一人でバンドオーケストラが可能というのは楽しそうなのでなんとなく所持しておきたい。それにほら、機能があるのに使えないって悔しいというかモヤモヤするじゃないで すか。
🔗 ソングファイラー。YAMAHA公式サイトのダウンロードページ
MIDIギターの電源を入れてMIDI-USBケーブルをつないだ状態で、ダウンロードして解凍した中にある「SongFiler.exe」を起動します。
使っているMIDIインターフェース(MIDI-USBケーブルやオーディオ・インターフェースに付属のMIDIなども含む)の名前を選択して「OK」で閉じます。
あとはもうマニュアルの「SongFilerManual.pdf」を見るなり、感にまかせてポチポチして遊びましょう。適当に転送しても壊れたりはしません。
自分で入れたMIDIを再生するときは「SONG SELECT」を押して「VALUE」で「 F 1 」等(自分で入れたMID曲Iは「 F+数字」となります)を選んでから「BOTH」です。「STRUM」モードでは重ねて弾けません。「CHORD」モードだとドラムトラックだけ消音になり、弦も反応しませんでした。YAMAHA製の古い音楽作成ソフトがあれば指版も光らせられるようなのですが、もう販売されていないので未確認です。
EZ-EGのACアダプターのプラグは外側がマイナスです
楽器用エフェクターで使う ACアダプターは、今のように「外側がマイナス」が主流になる前のカオスな時代から広まったせいか、プラグの真ん中がマイナスで外側がプラスが普通だと思います。PCや家電系とは逆相です。
一般的な楽器エフェクター用9VのACアダプター ↓
下図が光るギター用の外側がマイナスの9V・ACアダプター。普通の楽器用と極性が逆なので使いまわしができません。
手持ちのACアダプターであれこれ試したところ 5.5V のACアダプターでも動作しました。5.0V ではアンペア数が大きいのをつないでも動作しませんでした。
光るギター用のACアダプターを購入するにはどうしたらいいのか
通販では、「ACアダプタ 9V センタープラス」 でググって、プラグの外径5.5mm 内径2.1mm 電流が 300mA程度あるものを購入すれば問題ないと思われます。
EZ-EGに付属の純製品はトランス方式を採用していて(手で持つと重たいのですぐ判別できます。)ノイズも少ないです。
近年増えているスイッチング方式で作られたものは重量がとても軽くて小さく、待機時の消費電力が少ないという利点があります。
しかし、スイッチング方式はラジオや音声にノイズがものすごく乗りやすいのと、出来の悪いものだと高周波の音がキュイーンとかジジジーとか筐体自体からかなり耳障りな音量で聞こえるので、音楽用途にはあまりむかないかもしれません。
結論としては予算が許すならば、ノイズが少ないトランス方式のACアダプターを選択しましょう。
トレモロアームはエレキギター用のと同じ物を使えます
トレモロアームを紛失した場合は楽器屋さんや通販で数百円~千円程度で購入することが可能です。
多少、角度や長さや先端の形状が異なったりしますが、お好みのもので大丈夫。本物のエレキと違って力も要りませんので硬度も気にしなくていいです。
常識的なネジと一緒で、時計回りで締めて取付、反対周りで取り外せます。
名前についてですが、EZ-EGで音程(ピッチ)を上げ下げするときに動かすレバーの名前は、説明書ではエレキギターに倣ってトレモロアームとなっています。シンセサイザー・MIDIコントローラーの世界ではピッチベンダー、ベンドホイールに相当しますので一応記憶にとどめておくといいかもしれません。
ピックは薄型がおすすめ
生エレキギターを真似しているとはいえ、EZ-EGの弦部分は本物より弦がたわむ幅が狭いです。
私はベッコウ製のピックを愛用していたくらいハード派なのですが、EZ-EGは硬いピックを使うと弦型センサーの方を破壊してしまいそうになります。
Thin(0.46mm)くらいのピックが多分使いやすく、ストロークで力を入れすぎて弦型センサーを壊すこともなくなると思います。
アマゾンで激安の詰め合わせを買ったら消化に困った感じですが、、、昔は一枚だけで百円とかだったのでぜいたくな悩みですね。EZ-EGはヘッドレス型ゆえにピックケースの取り付け場所がないのでボディー裏でいいと思います。
ストラップは安価なナイロンやウクレレ用がおすすめ
個人の趣味の問題でもあると前置きはしておきますが…
ボディーが薄く軽量なEZ-EGに、エレキギター用の高級な本革ストラップを付けると、重い・厚い・大げさでかなり邪魔に感じました。
ギタースタンドに置くときもストラップがゴツイとそれに振り回される感じになって気を使います。
シンプルで安い、薄くてペラペラのナイロンのストラップのほうが取り回しが良いです。派手な模様が欲しければウクレレ向けのストラップも探してみるといいと思います。
薄手のストラップはエンドピンにひっかける部分も薄く外れやすかったりするので、お買い物のついでにロック機能付きのアイテムも購入すると安心です。
上の写真は重いエレキでも大丈夫なロックピンですが、EZ-EGは本体が軽いので、プラスチックの板をハメるだけの簡易タイプでも間に合うでしょう。
MIDI端子が壊れたので修理しました
MIDIコネクターが壊れたというのは大げさで、実際にはコネクターと基盤を結びつけているハンダが取れた(割れてはがれた)だけです。
MIDI-OUTは一番外側なので、角度によっては立てかけただけでもぶつかるんですよね。ここは壊れやすそうだなーと思いつつ使っていたら、本当に壊れました😅
故障個所の予想はついていたのでサクッと修理。裏ブタのネジを片っ端から外すと、外部端子をまとめた基盤が見えるので、それのネジも外します。
あとは、コネクタを押さえつけながらハンダ付けをしなおすだけです。
修理は簡単で、熱々の半田ゴテでなでるだけですのでご心配なく。
これに限らず、ギターやミキサーのジャックとか、電気製品が「こわれたー!」などというものの大半はこういうくだらないものなので、一家に一本はハンダごてを常備することをお勧めします。
直すついでに上図のような補強策もほどこしました。
MIDIコネクターを圧迫固定できるように厚紙を挟みます。
元通りに組み立てると「厚紙ーMIDIコネクター基盤」という順になり、基盤をネジで絞めると結果的に圧迫固定されるようになる形です。
以上。YAMAHAの光るギターEZ-EGおよびEZ-AG持ちの方へお勧めのリンク&簡単な使い方紹介でした。
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余談:
エレキギターにアイテムを取り付けるローランド社のGRシリーズのような大袈裟かつ高価なシンセシステムの話は別として、カシオのDGシリーズ(1987年8月)からヤマハEZーEG(2002年6月)、EZ-AG(2005年5月)の次にめぼしい後継機種がありません。
2015年でざっと見回しても「GEN2」は酷評だらけですし、「Jamstik」はフレットが少なすぎてギターじゃないというか、女声の場合に指板を目安に音を積みにくそうでピンときません。あと価格と性能が釣り合ってないようです。
(追記:2020年になってJamstik7がアマゾンで19,800円だったのでよく見たら、星1評価が20%超えていたので止めました。経験上、★1が2割を超えてる商品はほんとうにナニカアルので。)
なかなか良かったのは Jam Origin社の「MIDI Guitar 2」というギターをMIDIに変換できるアプリ・プラグインです。ギターを持ってる人はFree版を試しても損はないと思います。コードまで変換できるのでびっくりです。
(試用版状態だと数分ごとにポップアップウインドウが出ますがけっこう遊べます。チョーキングやビブラートを再現できるのがイイ感じなのです。)
EZ-EGは指板のあたりは今になって見ても良く出来ていると思うので、ミュートとビブラートがやり易いようにセンサー周りを強化し、硬すぎてピックのアタリがいまいちな弦を改良した後継機を切に希望します。(ちなみにEZ-EGのフレットの間隔はストラトキャスターと同じでロングスケール相当でした。)
押弦の圧でピッチを微調整することは多いので、それを可能にするアフタータッチとかあるとギターっぽさが増すのですがねぇ。
けっこう「こまけーこたぁいいんだよ」的に説明はしょってますが、わからなかったら質問コメントでも書いておいてくださいませ。
でじぱる様
もう一度、EZ-EGをやってみようとネット探していてこちらにたどり着きました。
たいへん参考になり、同じようにやってみようと思いましが、EZ-Filterがダウンロードできません。
サイトが閉鎖されたようです。
もし、可能ならば分けていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
>武末角敏さん
ご指摘いただきありがとうございます。
ジオシティーズの閉鎖は耳にしていたものの、紹介している配布サイトが該当するかもしれないということを失念しておりました。
とり急ぎメールにてお送りさせていただいた他に、当サイト上にもUPさせていただきました。
初めまして、中古でEZ-EGを手に入れてなにか簡単に使えるようなサイトはないかな?
と検索してこのページを知りました。
まだ全て理解して使用できるようになったわけではないのですが、
少しずつ勉強させていただこうと思っています。
私はMIDIで外部音源を鳴らそうと思っていたのですが、PCを音源として鳴らせるのでしょうか?
その辺の具体的なアプローチをぜひまた教えていただければ!
と思ってしまいました。
ヨロシクお願いします。
ようこそshigekiさん。光るギター仲間が増えてうれしいです☺
外部拡張音源としてPCを使用なさりたいとのことですが、「最初のハードル( = 環境設定)」さえ越えればPCのソフトシンセも自由自在です。
第一に必須なのはMIDIギターとPCをつなぐ「MIDI USB インターフェイス」(有名かつ長寿の定番はYAMAHA UX16)
第二に必要なのはPCで受信して鳴らすソフトウェアなのですが、これは無数にあります。(DAW経由に限らずスタンドアロンのソフトシンセでもいいので)
一般的には、EZ-EGからPC内へ流したMIDI信号を、DAWソフトウェア(無償ソフトなら Cakewalk や LMMS など)経由でVSTを鳴らして、さらにスピーカーとかヘッドホンへ出力するわけですが
テキトーに設定してしまうと200ms以上遅れたりしてエコーのように遅く鳴るのでガッカリしちゃうのが難点です。
(私は10年くらい前に、よく調べもせずにこのタイムラグで萎えて音楽再開の機会を逃したクチです。いやまぁもともと再開する気も薄かったというか、未練たっぷりのくせに音楽から遠ざかった理由を話すと長くなるのですが… ^^;)
音源を含むソフトウェア側の音声出力の設定で、 WASAPI 、できることなら ASIO で出力すると、安価なPCでも4~20msとかに音が出るまでのタイムラグを詰められるので楽しめるはずです。
(リアルタイムでがっつりRECするならEZ-EG 内蔵音源からも音を出しつつMIDIレコーディングするのがいいと思いますが。)
う~ん。レスで説明しきれる内容ではなさそうなので、具体的にEZ-EG → 無料DAWのCakewalk で音を鳴らすまでの使えるテンプレートっぽいものを作ってみようと考えます。
記事が書き上がるまで一週間以上かかるかもしれません。出来上がったらダメ出しとか要望とかお願いします。
d-p様
早速温かいお言葉のコメントをいただき、
ホントにありがとうございます。
私はギターは長年弾いているのですが、midi PC 方面は全くもって苦手でして、
なかなか今回いただいたコメントも何回も読み直しています。
このコメントを見る前にとりあえずPC抜きでmidiでつないで
外部音源を鳴らしてみようと、していました。
yamaha のピアノ音源、korg x-3につないでみましたが、
多少音は鳴るのですが、ez-egの1弦部分にしか
反応がありませんでした。
こういうのも設定で解消されるのでしょうか?
将来的には
1、実際の演奏でez-egを使って外部音源のブラスの音やストリングスの音を使いたい。
2、DAWにも再挑戦してみたい。
(今まではマルチトラックレコーダーを使って実際に弾いていました。)
macの古いソフトでband in a box というコードを入力するだけで
大まかな伴奏を作ってくれるソフトを使ってそれとmixすることが多かったです。
cubase L はサービス品で持っていますが、これには音源とか入っているのでしょうか?
YAMAHA UX16は入手しています。
お勧めのインターフェースなどがありましたら、ご紹介していただくことは可能でしょうか?
3、finale (楽譜作成ソフト)を持っているので、ez-egを使って直接音符入力して
tab譜付きの楽譜を作成したい。
こんなことをできれば良いなと思っています。
急ぎません。
お時間のある時になにかアドバイスいただけましたら助かります。
よろしくお願いします。
なるほど~。shigekiさんの目的を了解いたしました。
> 1、実際の演奏でez-egを使って外部音源のブラスの音やストリングスの音を使いたい。
これは shigeki さんががんばって KORG X3 の設定をすれば解消できますよ。
> yamaha のピアノ音源、korg x-3につないでみましたが、
> 多少音は鳴るのですが、ez-egの1弦部分にしか
> 反応がありませんでした。
> こういうのも設定で解消されるのでしょうか?
★ 結論を先に書きますと、KORG X3 で CONBINATION モードの設定をすれば、EZ-EG の6弦全部(MIDI 1-6チャンネル)を鳴らせるはずです。
(私が実機を所持しているわけではないので KORG X3 のマニュアルを読んでの判断です。 予断をまじえるならば、1980年代末期以降に発売された10万円以上のデジタル・シンセサイザーでマルチティエンバー機能がない方が少ないはずで、どのシンセにつないでも使えると思います。)
具体的には以下をご照覧ください。
・X3/取扱説明書 ベーシック編
https://www.korg.com/jp/support/download/manual/1/81/904/
の24ページ目に『マルチチェンバー音源として活用する』という章があります。
・X3/取扱説明書 リファレンス編
https://www.korg.com/jp/support/download/manual/1/81/903/
の27ページ目に『CONBINATION PLAY モード』の詳しい使い方があります。
特に、35ページの『3A MIDI Channel (MIDI チャンネル)』の通りにやれば鳴ると思われます。
X3 の各ティンバーに MIDI チャンネルを割り振ってあげるわけです。
この操作方法を忘れた場合は、30ページの『CONBINATION EDIT モード』から読んだ方が良いと思われます。
それ以前に「CONBINATIONモード」への入り方がわからない場合は27ページからかな。
蛇足ですが、どのMIDI送受信ができる仕様なのかは「MIDI インプリメンテーションチャート」を見れば分かりますね。
KORG X3 も EZ-EG も、「モード3」にしか対応していないと記述があります。
これは「オムニ・モード」という全チャンネルを受信して鳴らす機能が「オフ」ということです。(なのでデフォで有効なch1しか鳴らなかったのではないかと)
> 2、DAWにも再挑戦してみたい。
これはまぁ色々ですね。例えば私の場合、ギターをやめているのにちょっとした事情で10数年前に買ったマルチエフェクターにオマケでついてきた Cubase LE を入手したのですが、一度試してそれっきり投げていて、数年前にようやく自作曲をDAWで再生することからやり直しているしだいです。
過去に熱心にやりすぎた反動で音楽から遠ざかったのですが、ほんと何やってるんでしょうという感じです(苦笑)
> 3、finale (楽譜作成ソフト)を持っているので、ez-egを使って直接音符入力して tab譜付きの楽譜を作成したい。
Finaleですか。私ですら名前を存じ上げているくらいの有名老舗ソフトですね。ですが残念ながらこれに関して私は詳しくありません。
若干気になることといえば、Finale 一強だったのは過去になりつつある(?)ということでしょうか。
今は五線譜やTAB譜を描けるDAWが珍しくないのでなかなか競争が激しいようです。DAW以外ではフリーソフトの MuseScore が最近ますます台頭してるかな。
(ちなみに Cakewalk も描けるらしいです。 らしいというのはその機能を使いこなしていないからです。あくまでも私見ですがギターって自分で指の場所を選ぶので必要を感じないというか、、、う~ん、話がそれすぎましたね。(笑))
d-p様
続いて詳しい解説と説明をいただきましてありがとうございます。
なかなかハードルが高い分野ですので、少しずつですがやってみようと思っています。
本当にありがとうございます。
korg x-3は今後持ち運びやセッティングにも問題がありますので、
なにかハーフラックくらいの手ごろな音源を入手しようと考えています。
でも、d-p様 のコメントにPCの無料音源がたくさんあるみたいなので、
もう少し待ってみようと思っています。
重ね重ねご丁寧なコメントをいただきありがとうございます!!
d-p様
続いての暖かいコメント、ホントにありがとうございます。
x-3についてまで、細かくご指導いただきまして、ありがとうございます。
頑張ってやってみます!
^^v
はじめまして。
こちらの記事を見てez-eg購入いたしました。
MIDI関係はさっぱりなのですが記事にかいているとおりに色々設定終わりまして、昔買ったCUBASEで楽しく遊ばせてもらっています。特にEZ-Filterでハンマリング音が消えた時は感動しました^^
恐縮ですが質問がありまして
開放弦を鳴らさない設定はできないでしょうか?右手が開放弦に当たって鳴ることが多いのでいっそのこと開放弦を鳴らなくしたいのが理由です。
もしくは指定したベロシティ以上でないと鳴らないなどという設定があれば非常にありがたいです。
お時間ありましたらどうぞ宜しくおねがいします。
はじめまして、たかしさん。このページが御趣味の一助となれましたことを喜ばしく思います。
意図しない 開放弦の発音を抑えたい ということですね
~ ここから数行の余談 ~
わかる!わかりますよその気持ち。私もたかしさんと同じく、余計な発音に悩まされた一人です。
本物ギターの場合、隙あらばすぐにパーム・ミュートをするのは基本テク
さらに、左手の指で触れて未使用弦のミュートをする初級脱出テク
・・・と分かってはいるものの、左指による開放弦のミュートができないという最大の欠点がEZ-EGにはあり、せっかくのテクもいかせないんですよね。
がんばればEZ-EGでもパームで一応止められるのですが、さすがにストローク中にそれを実行するのは職人芸が必要で、悩ましい限りです。
製品インタビューか何かで「弦の共振機能を付けました」みたいなのを見て、
「余計なことスンナ!w」って思った記憶があります。(が、検索してもどこで見たのか引っかからず…)
~ ここから本題 ~
さて、前フリが長いわりにアッと驚くような解決でないのが申し訳ないのですが、人力ミュート以外の対処療法はあります。
一つは音源側でのエディット。もう一つはMIDI エフェクターで切り捨てる対処です。
● 方法1)ご利用のシンセやサンプラーの音色を編集して、ヴェロシティー1で最小音量になるようにエディットすると気にならなくなります。
不満が出る音色に共通する特徴は、弱く弾いてもぜんぜん小さくならない、ヴェロシティーに対する音量変化が鈍く設定された音色だからです。
具体的には、シンセのVCA付近で、弱く弾いたら音量が小さくなるように設定してあげます。
(グラフ方式だったりツマミだったり見た目もいろいろ。呼び名は Vel sensitivity とか Velocity Curve とか Sense、Velocity Track、などメーカーによって様々で、統一性がないので迷うかも。最悪、実装されてない場合もあり)
● 方法2)midiCurve のようなMIDIフィルター・コンバーターのVSTで、共振やミスタッチの開放弦のヴェロシティー値以下(35とか40くらい?)をバッサリ切って捨てます。
Vel 16 のフレット音も道連れになって葬り去られますが気にしない。
midiCurveへのリンク
フリーで有名なのが32bitのしかないので、64bitの類似品を探しているのですがなかなか見つかりません。(今なお探し中。)
両方とも「小さいものを小さく」する方向性は同じで、元をただせばEZ-EG本体内蔵の音源の特徴をヒントにして真似ただけです。
根本的な解決とはなりませんが、少しはマシになるのではないかと愚考いたします。
よろしければお試しください。(とり急ぎここまでで送信。なにか発見があったら追記するかもです)
お早い御返事&詳しい解説いただきありがとうございます。
早速シンセの設定を見直してみようと思います!
はじめまして。
「EZ-EGでTAB譜入力が簡単にできる」という情報を聞いてこちらのページにたどりつきました。
(佐々木秀尚さんのユーチューブ動画 https://www.youtube.com/watch?v=QKqBqRg7bA4)
こちらの、DAWに接続するための詳細と補助ソフトの紹介のおかげで、とても容易に接続することができました。ありがとうございます!
ただ、一つだけ困りごとがあって、ご相談させていただければと思います。
ギターは同音異弦が多数あるわけですが、EZ-EGで入力した弦+フレットと違う情報がDAW側で記譜されてしまいます。
(例えば5弦5Fを押さえると、6弦開放の表示になる)
確かに、五線譜(メロディー)上はどちらでも問題ないのですが、TAB譜となると大問題です。
EZ-Filterの設定を色々いじってみても改善はされませんでした。
厄介なことに何度か抑えていると正しい表示がされることがあります。
左手だけのタッピング操作で入力しようとするから問題なのかとおもい、EZ-Filterの「タッピングによる音符」をチェック(音を除去)にセットして、右手で弦を弾いたときだけ入力される設定にしても、やはり同音異弦の入力ミスが発生します。
アナログなら同じ音の聞き分けがつきにくいのは理解できますが、デジタル化されたMIDIデータでもこのような違う認識がされてしまうものなのでしょうか。
なにか設定を変えることで改善できるのかお気づきの点があれば教えていただきたいと思います。
不躾なお願いで恐縮ですがどうぞよろしくお願いいたします。
使用OS:WINDOWS10
使用DAW:GuitarPro7
こんにちは。
下図のようにすると、GuitarPro 7 のTAB譜へ弦とフレットが正しく反映されましたよ。
・環境設定のオーディオ/MIDIタブで「最低部弦を先頭チャネルに」を選択。
ちなみに、各弦の判別・識別にMIDIのチャンネル分け(ch1~6)を他社のMIDIギター製品でも採用していると思います。
またまた余談ですが、Jam Origin社製の「MIDI Guitar2」のようなギターの生音を解析してMIDI信号を作り出すソフトウェアだと弦の判別は行えないのでチャンネル1等に固定になってしまうので、TAB譜の弦番号は手動で修正しなければなりません。まぁこれは特殊な例ですけれども。
※MIDIチャンネル分けをTABの弦の書き分けに利用している都合上、ツールの「EZ-Filter」でMIDI チャンネルを単一に揃えてしまうとTAB譜が一本のみの弦で書かれてしまうので要注意です。
Guitar Pro 7 の試用版をインストールして実機で動作を確認しましたのでこれでいけると思いますが、何か問題がありましたらご遠慮なくどうぞ☺
早速のご回答ありがとうございます。
ご指摘の設定をすることで正に希望通りの入力ができるようになりました!
わざわざ試用版をインストールして検証し、図解まで作っていただき深く感謝です。
その他の情報も大変勉強になりました。
これでEZ-EGライフが満喫できます。
本当にありがとうございました!
EZ-EGを20年くらい前にBOOK・OFFで購入してました。モチロン取説なしでありました。
左利きの小5の孫にあげたいのですが、EZ-EGを簡単にリフティーに変えることはできますか?
結論を先に書きますと、簡単とは言いづらく、DAWや外部ソフトのプラグイン経由ならレフティーの配列に変更可能。
弦の配列を物理的に反転できないかなぁと、EZ-EG本体を分解してみたのですが、残念がらそれが簡単に可能な構造ではありませんでした。
PC経由で音源を鳴らす、MIDIコントローラーとして使うことに限定すれば、1-6弦を反転させることは可能です。
MIDI信号を加工するツールを間に入れることで反転させられます。
思うに、小学五年生がMIDI経由で~~~とかワンクッション入った操作はちょっと難しいというか、やる気がそがれるかもしれませんので、なんともお勧めはしづらいですね。
d-p様
EZ-EGを中古で購入したのですが、故障なのか何も触れずに開放弦が連続で鳴ってしまいます。
Guitar ProでのTAB譜入力として使用したいのですが、連続で鳴り始めた瞬間に開放弦が入力されてしまいます。
なにか改善方法はあったりしますでしょうか?
(EZ-EGの電源を付けてしばらくするとたまにその連続の開放弦の音が止まる時がありその時だけは使用可能な状況です。)
基盤のハンダを付け直すとかソフトで改善ができるとかありましたら教えていただけると嬉しいです。
故障ではなく、むしろ積極的に共鳴するような感じで、根本が連結されていたと記憶しています。
ネック裏の金属板と、右手側の弦に触れてミュートするしかないようです。
気候や手が乾燥するとこのミュートが効かなくなる場合があるので、ハンドクリームとかで湿らせると良いかもしれません。
d-p様 ご返信ありがとうございます。
開放弦は積極的に鳴る仕様なのですね。
ネック裏の金属板と右手をハンドクリームで湿らせてミュートをしてもやはり連続で開放弦がタタタタタタと永遠に鳴ってしまいます。
調子がいいと数分したら落ち着くのですが、、、
鳴っている弦を特定してその弦のみのミュートを徹底してもミュート中に鳴ってしまいます。
数分置いて落ち着いたタイミングだとEZ-EGに振動を与えても開放弦は1回のみ鳴ってくれて連続では鳴らなくなります。
やはり落ち着くまで待ったりするしか対処法はないのでしょうか。
こんにちわとしさん。
うーん、お困りのようですね。
Guitar Pro 単体ではVST等の外部プラグインを使えないらしいので難しいです。
LoopMIDIとVSTHOST(← この中でVeloScalarプラグインを起動)というソフトウェアにMIDI信号を一度通してからGuitar Pro のMIDI INに流し込めば行けそうな気がするのですがGuitar Proを持っていないので確認はできていません。
最近考えついて私が実際にやっている対策を書きますと、
1)当方はDAWを通して鳴らしていますが、MIDI信号を扱えるプラグインをMIDI用トラックの間に入れて
Velocity43以下(← 人の癖により異なる)を通さないように設定にすると、開放弦やミスタッチがカットされてかなりイイ感じになりました。
プラグイン名:VeloScaler 開発:CodeFN42
https://codefn42.com/veloscaler/index.html
VeloScalerプラグインでVelocity43以下のミスタッチを切り捨てて、44~127だけを使う設定例の図 ↓
2)もうひとつのコツは、弱く弾いたらほとんど聞こえない音源を選択して使うことですね。
小さいMIDI信号を捨てるのと似た様な事を音源・音色側にやらせるわけです。
EZ-EG本体に搭載している音源の挙動も、うまくこれで誤魔化してる感じかなーと思います。
お役に立てるかわかりませんが、私の環境ではこの対策でかなり使い易くなりましたのでご参考になれば……
はじめまして。ギターはじめたばかりの初心者です。
質問ですが、コード弾きのときに開放弦のミュートが左手でできないのはなにか対策はありますか?
結論から申し上げますと、残念ながら生(普通・実機)のギターと同じ指使いでのミュートはできません・・・
「(押し弦せず)フレットに触れるだけでミュート」というセンサーが無く、右手側の弦型センサーに触れてミュートするしかないので、どうしても開放弦が鳴りやすいです。
生のギターだと無意識に左手でやっていることが、右手に置き換わった感じです。少し慣れが必要となりますね。
実機を弾く例で、オープンコードのA(5弦解放、4-2弦2Fセーハ、1弦解放)を鳴らす場合を挙げますと、
初心者以外は、無意識に6弦を左手の親指で軽く触れてミュートするのが常道ですが、その6弦ミュートを右手の親指や掌底で触れてミュートすることになります。
はじめまして。最近EZ-EGを中古購入しまして楽しく遊んでおります。ググってこちらに辿り着きまして貴重な情報非常に助かりました、ありがとうございます。
一つ質問がありまして、私ギター歴は長いのですが、midiは相当に素人でして、EZ-EGの内蔵音色を外部midiコンで切替するというのは可能なのでしょうか。手持ちのギター用midiコンで試してみたところ上手くいかず、、説明書にはプログラムチェンジ受信可能とはあるのですが、、他に聞く場所もなく、教えて頂けますとありがたいです。
こんばんはようこそkaztakさん。
当方でも念のために試してみましたが、外部機器からMIDIのプログラムチェンジ信号を送っても、EZ-EG 内蔵のマルチティンバーの楽器が切り替わるだけですね。
MIDIインプリメンテーションチャート(仕様書)にプログラムチェンジを受信できるという記述自体はありますが、それはマルチティンバー音源部分のみに対してのようです。
説明書PDFの2ページ目の右上に “ 16 チャンネルのマルチティンバー音源として機能します。受信データはパネルのボイスや設定に影響しません。” という補足説明がありました。
翻訳した日本語みたいで分かり難いですが、この「パネルのボイス」というのが本体のギター音源部を指すようなので、残念ながら外部MIDIからギター部分の音色は変更できないというのが仕様みたいです。
d-pさん
早々に実際確認までして頂きましてありがとうございます。
なるほど、残念ですが理由含めて良く分かりました。大変助かりました。
これを期に外部音源鳴らす方もトライしてみようと思います!
初めまして、横浜のY田と申します。20年ほど前光るギター買いました。
当時ソングファイラーにて9曲ダウンロードしました。
最近久しぶりに、新しい曲をダウンロードしようとしたところ、ヤマハからパソコンのファイルには、ダウンロードできるのですが、パソコンにMIDIケーブルを繋いで、ギターへのダウンロードができませんでした。
ヤマハに問い合わせたところ、PCのOS(win10)が新しすぎて、『対応できないのではないか』という意見でした。(当時はVISTA)でした、ちょっと古い『セブン』のPCでやってみましたが、だめでした。
OSが新しすぎるとだめだ、ということが、ありえるでしょうか?
アドバイスお願いいたします。
吉田さんこんばんは。
Window10(更新チェック済み最新)でやってみましたが、正常に通信できましたよ。
PCから光るギターへのMIDI転送保存も、そのあとの内臓MIDI音源での演奏もOKでした。
※SongFiler.exe のバージョンが異なるなんてことがあってもいけないので、先ほどYAMAHA公式からダウンロードし直したものでテストしました。
というテスト結果なのでOS側は関係なさそうですが、それではまだ吉田さんのケースの解決になりませんので、
自分の失敗も振り返りつつ他に思いつくことは、MIDIポートを使う DAW や音源を起動しっぱなしで邪魔してたとか、光るギター側がSONG演奏中のままで転送受付不可状態だったとか(スイッチで迷ったら電源ON-OFFでリセットが早いかなと)
なんとなくホワッとした回答しかできませんでしたが、健闘を祈ります。
d-pさん、返信ありがとうございます、本日も、ヤマハの電子楽器のサポートのSさん(女性)と電話で話ましたが、やはり「テンでは光ギターは動きませんというコメントでした、Sさんはpcも詳しいし応対も丁寧なのですが、光ギターには触れたことがないと思います、
とりあえず、XPとVISTAのPCでソフトのバージョン入れ替えたりしてやってますが、解決しません。 d-p様、引きつづきサジェスチョンお願いいたします。吉田
返信遅くなりました。
Windows10が出てから現在に至るまで、少なくとも4機種で該当ソフトを正常に使えているので、動かないということは無いと思います。
解決への方策として、一般的なソフトウェア全般でよくある小技の『互換モード』を試してみてはいかがでしょう。
SongFiler.exe を右クリックして、「プロパティー」→ 「互換性」→ Vistaとかを選んでから「適用」。 または同画面で、『互換性のトラブルシューティングツールの実行』でもいいかもしれません。
当方では起動しなかったり動かなかったことが一度も無いので、再現できずヨシダさんの環境で直る確証はありませんが、これで無事に動くことを祈ります。
追記:今読み直したら、起動自体はしているようですね。そうなると、EZ-EGと通信して送ろうとしているMIDIデータの中の「エクスクルーシブメッセージ」がフィルタリング削除されて脱落している可能性があります。
なにかクセのあるメーカーのMIDIインターフェースをお使いなのかも? 「MIDIエクスクルーシブメッセージ」は近年ではあまり使われないので、MIDIインターフェースのドライバアプリ側でOFFになっているとかもありえるかも。
dpさん再びのアドバイスありがとうございます。今見ましたので、課題、の方はこれから験します。ちなみに、もしかして、『ハード』の方かなと思い、ネットで、EGをもう一台買ってみましたがやはり曲をインストールできませんでした、dpさんご指摘のように、midi関系かもしれません?因みに小生が、横浜関内のライブバーでEGで弾き語りしている動画 https://youtu.be/NYUpiM_GP-Y でございます。ヨシダ
中古で購入して1年で電源が入らなくなりました!基盤のどこをチェックしたらいいでしょうか?わかりましたら教えて頂きたいのですがよろしくお願いします。
ヒロドラムさんこんにちは。
経験上、故障の9割は物理(線やハンダが取れたり、接点がサビたりホコリが入ったり、ナニカが折れたり)ですね。原因の切り分けが必要ですのでまず最初に、
・「乾電池」で動くかをチェック。(室内で使ってるとまず使わないので存在を忘れてたりする)
・電池でなら動くなら「DCジャック」付近が疑わしいので、ジャック内部のピンが曲がったりしていないか目視で確認した上で清掃し、清掃でダメなら本体を開けて基盤につながる部分のハンダを付けなおす。
EZ-EGではDCジャックとMIDI-OUTジャックが一番外側なので、床に置いた拍子にぶつけて基板からコネクタ端子が剥がれ、うちのはどちらも一回ずつ壊れました。
・AC-DCアダプタでも電池でも動かないなら順番的に次は「パワーON-OFFスイッチ」が疑わしいので、本体を開けて電源スイッチの裏側を見て、適当な銅線なり金属で橋渡しをしてバイパス直結して電源が入るか確認。
ここまで試して電源が入らないなら、「単純な接触不良だったらいいなー」と祈りつつ内部の配線コネクタ類を全部抜いて差し直し。
基盤を見てハンダが割れたり浮いたりしてるところや、抵抗等で黒ずんでコゲてたり溶けてる部品を探して交換。私ならこの辺で諦めます(苦笑)
回路図を見て直せるならここで御質問なさらず自力で解決していると推測されるので余計かとは思いますが、
『 YAMAHA EZ-EG SERVICE MANUAL 』または『 EG-AG SERVICE MANUAL 』で検索すると、回路図や具体的なパーツ名まで書いてある整備マニュアル(英語)を入手できます。
すぐ直る軽微な故障ですむといいですね。復活をお祈り申し上げます。