ノイズ対策と音色のために、ギターのピックアップをシングルコイルから、見た目シングルサイズのハムバッカー(ダブルコイル)へ入れ替えた手順を記述します。ついでにカバーやツマミも取り替えています。

リアピックアップとピックアップカバーやツマミを交換した後の図

リアピックアップとピックアップカバーやツマミを交換した後の図 。↑

購入直後のPlayteck ST250-II

購入直後で改造前のPlayteck ST250-II。↑

まず交換パーツを購入

『 デュアル シングル コイル ハムバッカー デュアルレール 』あたりのキーワードで探しましょう。

AmazonでもAliExpressでも全く同じ部品から組み立てたと思われる商品が見つかるのですが、細かく商品写真を見比べるとショップによって配線の色や配線自体やアースの取り方が違ったりします。いろいろツッコミたくなりますが、気にしないようにしましょう。

三週間ほどで中国から製品が届きました。ゴロンとビニール袋に入っていて説明書も何もないそっけなさでした。さすがです。

今回購入したものをご紹介

私は今回、AliExpressアリエクスプレスでいくつかの商品をまとめて買ったので送料が値引きされ、結果的にピックアップは700円程度で済みましたが、海外からの通販に慣れていなかったり、単品で買うなら配送速度と返品のしやすさでAmazonアマゾンが無難だと思います。

フィンガーシェーカーは不要なのについつい買ってしまいました。

 

Aliexpress から購入するときは、配送日数・配送料・取引実績をよく見てから決めましょう。

今回私は、下記リンク先の「 MUSIC ONE STORE 」という Aliexpress 内でもまともっぽいショップで購入しました。取引数も多く順調に業績を伸ばしているようなので注文したのですが、アタリだったようです。まぁ返品もままならない中国なので不安なことには変わりませんが。☺

アリエクスプレスで買う利点は、安く買えることです。1/3で済んだりします。
欠点は、大陸からの発送なので1か月かかるのもザラですし、下手すると届かないし、返品も難しいですので、Amazonとどちらを取るかは悩ましいところです。

 

※ 同じAmazonでも、「マーケットプレイス」の商品はアマゾンの管理している倉庫発送とは別なので、そこで買うくらいならAliexpressで見つけたほうが良いことがあるので要注意です。

 

Aliexpressで同等品を買うときのリンク ↓ 時間がかかっても安い方がいいならこちら。Amazonと値段を比べると面白いかも。

🔗 Aliexpress:ダブルコイルハムバッカーピックアップ敏感応答とクリアトーンシングルエレクトリックギター
🔗 Aliexpress:ギターピックアップカバー1ボリューム2トーンスピードノブギタースイッチ先端

🔗 Aliexpress:2個弦エレキギター用クロームブラックゴールド3色

🔗 Aliexpress:10個ウクレレパートナー指シェーカーショットリズムリング砂の鐘砂サウンド卵シェーカーハンマーウクレレギター用(バラ売りが品切れなので10個入り)

購入したピックアップを調べます

ピックアップの出力の配線・極性は、公式資料があってもなくても、自力で再チェックしたほうが良いと思います。超有名メーカーはさておき、無名メーカー製の互換品は雑なので。

※ テスターが無い人でも、音が変だなーと思ったら配線を逆にしたりして総当たりをすればどうにでもなるのでご心配なく。

ということで、早く組み込みたいとはやる気持ちを抑えつつ、今回買ったピックアップを調べたのが下図です。↓

シングルコイルサイズのハムバッカーの詳細

今回使用した、シングルコイルサイズのハムバッカーの詳細図(購入したままの状態) ↑

網線シールドが緑色の線につながっていたのですが、テストをしたところ、黒線をコールド・アースにしないと、最初から付いていた他のピックアップと極性が合わないので、写真を撮った後、黒色の線と網線とでくっつけなおしました。

※ 電子機器の筐体でもケーブルでも、外側を包みシールドの役割を期待する側をマイナス極にすることが多いとは思いますが、コイル側を触りたくなかったので今回はそのへんは目を瞑っております。

全体のピックアップの極性を調べます

 

ジャックにテスターをつないで計測

ギターのジャックに、むき出しのプラグとテスターをつないで抵抗値や極性を計測する図 ↑

ストラトタイプの場合はセレクタースイッチを切り替えるだけで、ジャック経由で各ピックアップの大雑把な抵抗や極性を計れるので手軽です。(ボリウムを10にしておくのを忘れずに。)

極性を調べるには、アナログテスターをつないだ状態で、六角レンチをピックアップにくっつけてから離す動作をします。(もしも、ポールピースに磁性体を直にくっつけたくない場合は紙をはさんで)
離す瞬間に針がピクッとわずかに動くので、針の動く方向がそろうようにピックアップの配線をします。(わざと逆極性にする場合もありますが。)

計った結果、元から付いていたシングルコイルピックアップの抵抗値は5KΩでした。交換するハムバッカーピックアップはタップ時には4.7KΩなのでほぼ同じですね。この段階で成功を確信。

テスターが無い場合はどうするか

私はテスターがあるので極性を取り付け前に決定できましたが、無い場合にはどうするかというと、上図の場合は緑(左上)か黒(右下)のどちらかがコールドなりホットなりなので、1/2の確率に賭けてとりあえずつないで、リアピックアップ+センターピックアップで鳴らしてなんか気に入らない音になったら反対に繋ぎ換えればいいと思います。結果的に欲しい音さえ鳴れば常識にこだわる必要が無いのがロックなギターだと思いますので。

ハンダ付け

ギターの分解の説明は、弦を外してピックガードのネジを抜くだけなので割愛します。

配線が見えたら、ピックアップをいじる前に、写真を撮っておきましょう。特にボリウムポットと切り替えスイッチのところを何枚も。

ST250IIの配線

Playtech ST250IIの配線。 ↑ (改造前)

一般的なストラトキャスターのピックアップガードの横幅は、フロント48mm・センター50mm・リア52mmで、リアが最も横長です。ゆえに余裕があるので、交換するピックアップを裸のまま斜めに差し入れると苦労もなく入ります。あとはバネを挟んでネジで止めるだけです。(フロントに取り付ける場合だと横を削らないとキツイです。)

その後、元のピックアップがつながっていた配線箇所に、そのままハンダで付け替えるだけでOK。

てきとーに配線した図。勢いあまってタップスイッチを付けたのはご愛敬

てきとーに配線した図。勢いあまってタップスイッチを付けたのはご愛敬。ていうか、これ配線間違えていて、後でやり直しました(苦笑)

スイッチ付きボリュームという部品が手元にあったので、赤い線をアースとショートさせて無効化することで、シングルコイルとして動作させるようにしました。( ← コイルタップと呼びます)

配線はお好みなので、適当に遊ぶのがよいと思います。スイッチを増やしてピックガードが穴だらけになるのもよくあることです。

取り替えたピックアップをスペクトラルアナライザーで比較

デュアルブレード型ピックアップで、ギター開放弦をかき鳴らした時のスペアナ

デュアルブレード型ピックアップで、ギター開放弦をかき鳴らした時のスペアナ。 ↑

シングルの時と比べてハイが下がって全体の出力が上がっています。
ハムバッカーなのでノイズキャンセル効果で安心。

 

デュアルブレード型ピックアップで、配線の片側をショート(タップ)させて、シングルモードにして、ギター開放弦をかき鳴らした時のスペアナ

デュアルブレード型ピックアップで、配線の片側をショート(タップ)させて、シングルモードにして、ギター開放弦をかき鳴らした時のスペアナ。 ↑

コイルタップ(ダブルコイルピックアップの片側をショートさせる)だと、元々付いていたシングルコイルピックアップとそれほど変わらず、実際にあんまり変わった気がしません。
まぁそのための特殊配線ですから当然と言えば当然ですけれど。

もともと搭載されていたシングルコイルでギター開放弦をかき鳴らした時のスペアナ

もともと搭載されていたシングルコイルでギター開放弦をかき鳴らした時のスペアナ。 ↑

蛇足ですが、ピックアップカバーも交換

赤オレンジ色のパーツ

赤オレンジ色のパーツ。↑

ショップの写真画像の色は当てにならないので購入はバクチです。オレンジといってもかなり黄色っぽいオレンジだったり、赤色と書いて売っていても赤っぽいオレンジだったり黒ずんだ赤だったりします。

感想とか

工作自体は、ネジを回してハンダでぺとってするだけなので簡単なのです。

それより、購入するときの迷いの方がたいへん。激安品って商品説明と中身が異なったりするのでバクチみたいなところがありますものね。まぁ激安なので怒りは湧きませんが、今回はアタリでよかったです。

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