DAWのREAPERに入れておいて損はない、無料のReaPackとSWS-Extentionの導入方法です。ぜひぜひ活用しましょう。
とても凝ったエフェクトや便利なツールがフリーで使えます。
使う使わないにかかわらず何も考えないで入れておいても損はない必携の品です。

ReaPackを使えるようにします

パッケージマネージャー・プラグインをREAPERで利用することで、エフェクトからシンセ、便利なMIDIツール等を3,000種類以上をサクッと入手できます。特にエフェクトは何でもありですごいです。

インストールの手順

🔗 ReaPack (https://reapack.com/) サイトのトップページの右側から、使用したいOS用のプラグインをダウンロードします。

ReaPackの公式サイト

ReaPackの公式サイトのキャプチャ

下図のようにREAPERをインストールしたフォルダの下にある UserPlugins フォルダーへ入れます。

UserPluginsフォルダへ入れます

プラグインをUserPluginsフォルダへ入れたエクスプローラーの図(Windows10 64bitの場合)↑

導入した後にREAPERの再起動が必要です。
初回再起動時には下図のウインドウがポップアップします。

再起動するとリポジトリのマネージャーが出ます

REAPER本体を再起動するとリポジトリのマネージャーが出ます ↑

このまま OK をクリックしてウインドウを閉じてもいいですし、Import/exportImport repositories…をクリックしてリポジトリを追加してもいいです。(※ 次章にて追加手順を解説)

ReaPack にリポジトリを追加する手順

リポジトリは何かというと、ユーザー視点で乱暴に言えばソフト・アプリの配布場所です。
当然ですが、配布元が増えれば入手できる機能も増えるわけです。

全部入れても再生や録音が重くなるわけではないので、おおざっぱに全部入れてかまわないと思います。

🔗 Repository list のページを開いて、「Copy all」をクリックするとすべてのURLをクリップボードへコピーしてくれます。

ReaPack の Repository list をコピーします

ReaPack の Repository list をコピーする図 ↑

メインメニューのExtensionsReaPackManage repositories のウインドウで、Import/export…Import repositories のテキストエリアにカーソルを置いてから、先ほどクリップボードへコピーしておいたリポジトリのリストをペースト ( Ctrl + V キーを押す)します。

REAPERのReaPackにリポジトリリストを追加します

REAPERのReaPackにリポジトリリストを追加します

OKを押すとダウンロードが自動的に始まります。

Manage repositories の図

ダウンロードが済んだ直後の Manage repositories の図 ↑

 

Brouse packages の図

Brouse packages をクリックしてスクリプトの一覧を見た図 ↑

3,000種類を超えるツールともなると目的に合ったものを探すだけでも大変なので、Filter欄に検索語句を入れて絞り込むといいです。

SWS Extensionを入れて、アクションを増やす

🔗 SWS/S&M EXTENSION ( https://www.standingwaterstudios.com/ )  にてアクション・スクリプト集を追加できます。

アクションとはナニカの動作を行ってくれる命令集みたいなものです。EXCELのマクロを思い浮かべると近いかな。

SWS/S&M EXTENSION

SWS/S&M EXTENSION のキャプチャ画面 ↑

ダウンロードして道なりにインストール。難しいところはないので説明略。

インストールが済むと下図のような画面から呼び出して使えます。
(※これ以外にもショートカットやツールバーへの登録からも呼び出して使えます。)

REAPERのAction一覧

REAPERのAction一覧

上図のようにアクション一覧で使いたい機能をダブルクリックするだけで実行できるのですが、頻繁に使うものはメニューやツールバーのアイコンとして登録したり、ショートカットを割り当てると効率が上がります。

ツールバーにアクションを登録しましょう。タッチパネルでも使いやすくなります。

初期状態では下図のように最低限なので、頻繁に使うものを登録しましょう。↓

REAPERのツールバーの初期状態

REAPERのツールバーの初期状態

最初にこれを設定しないと後悔するくらい、使い勝手を決める超重要なカスタマイズ設定です。
デフォルトで設定しておいて欲しいと思うものを設定したツールバーのテンプレートを置いておきましたので、良かったらお使いください。これを基にお好みで編集すると早いと思います。

下図は私がひんぱんに使うアクションなどを登録して使っているツールバーです。

REAPERのツールバーをカスタマイズした図

REAPERのツールバーをカスタマイズした図 ↑

右クリックのコンテクストメニューから使えるものなどは省いたりしています。

ツールバーへアクションを登録する手順

登録する手順を一枚の図にまとめると下図のようになります。

アクションをツールバーに登録する手順

アクションをツールバーに登録する手順

~ 上図の作業を文章にすると ~

①ツールバーの空いているところを右クリック → ② Custpmize toolbar… → ③ 編集したいメニュー・ツールバーを選択(例:toolbar 1) → ④ ウインドウの Add ボタンをクリック → ⑤ 検索語句で絞り込む → ⑥ 登録したいアクションをクリックして選択状態にする → ⑦ 選択 ボタンをクリックします。

複数を続けて登録するには、⑤検索~⑦選択を繰り返します。
追加し終わったら、⑧ キャンセル ボタンか ✖ でアクションのウインドウを閉じます。

「メニュー・ツールバーのカスタマイズ」ウインドウにて、➈ 保存 ボタンをクリック → ⑩ 閉じる ボタンをクリックして完了します。
保存を忘れるとここまでの苦労が水の泡になるので要注意です。

あとがき

プラグイン・スクリプトで出来ることが多すぎて、説明ははなっから断念しています。もう触って確かめてくださいというしかありませぬ😅

個人的には、オートパンポットとか、レゾナンスでトラックにオートメーションを書かなくても白玉音符に自動で変化を付けられるので便利だと思いました。

トラック内に別のミキサーを設置できたりするし、なんでもありですねREAPERすごすぎ。