あちこちで名前の紹介だけはされているので「なんだこれかー」と思われそうですが、ありていに言って無料でこれを超えるアコギを私は知りません。(ポータブル派でインストール嫌いな私でも早々に入れるくらいです。)

参考測定値:使用メモリ約200MB CPU使用率 0.5% FX全部盛りで 1% @PassMark(v10) 2300の低スペックPC
インストール後のフォルダ使用容量 774.5MB(アロケーションユニット4KB)。

良質なのに動作がずいぶん軽いです。

Ample Guitar M Lite Ⅱ

Ample Guitar M Lite Ⅱ のメイン画面

MIDIギターコントローラーでざっくりと演奏しても気持ちいい鳴り方をしてくれます。
言葉にすると難しいのですが「楽器っぽい音」と申しますか、楽器を自分で弾かない人なら、聞いてもたぶん区別がつきません。むしろ、下手に自分で録音するより良いかもしれない☺

ストロークに力を入れた時のフレットのビビりや、やんわり弾いた時の涼やかな音色も匠の技って感じで、サンプリングの選択やまとめ方がうまいなーって思います。

単体で起動するプレイヤーソフトも付属するので、DAWなしでも演奏可能。

フリー版の制限について、使って感じたこと

フリー版は多少の制限があり、特殊奏法の音が省略されている他、4フレット(3弦は3フレット)相当を超える配置で複数同時発音できません。

しかし、単音なら1弦20フレットのC6まで出るので意外と不自由しません。
ハーモニクス等の特殊奏法にこだわる人はとっくに実機のギターを弾けるだろうし、それっぽい音をよそのサンプリングでカバーしたり、アレンジで何とかできちゃうので許容範囲です。

欲を言えばキリがありませんから、フリーでここまで鳴ればありがたい限りです。

音域制限について詳しく書くと、2弦5フレット(GM表記でのE4)以上と1弦はどの位置を押さえても同時に鳴らせません。
一方、3弦5フレットと2弦5フレット以降は同時に鳴らせるが3弦5フレットと2弦0~4フレットは同時に鳴らせず、2弦の5フレット以上と合わせると1弦の扱いになるらしくてふたたび鳴るようになる・・・という分かりにくい挙動になります。

こんなこと覚えてもしょうがないのでやはり大雑把に4フレット以降の複数同時発音は要注意ってこといいかと(w

画面のピアノ鍵盤に書いてある1(= C1)などの数字がGMより1低いXG系表記なので注意。つまり最低音がE2ではなくE1となっています。

MIDIノートナンバー40を送信すると普通に82Hzが出るので、前述した「4フレット以上は~」以外に特に気を付けることはありません。

〓 関連リンク 〓
音域について気になる方は、こちらの解説をどうぞ。↓

とにかく暗記。中央ド=中央ハ=MIDIノートナンバー60=GM規格のC4=XG規格のC3=mid2C=261.6Hz@コンサートピッチ440Hz

以上です。